皆様こんにちは
久保史緒里です。
大雨による被害、
皆様大丈夫でしょうか。
各地のニュースに、心が痛みます。
皆様のご無事と安全を願っております。
被災された皆様に
心よりお見舞い申し上げますとともに
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
舞台『夜は短し歩けよ乙女』大阪大千穐楽公演を終え、無事、幕を閉じました。本当に有難う御座いました。
お稽古から数えれば2ヶ月。
短かった。「長かったようで...」のない、
短かった、あっという間な日々でした。
それぐらいに濃密で楽しい日々でした。
皆様と毎日顔を合わせていた日々からがらり。
今も猛烈な寂しさにおそわれ、
ひとり、
寝床で目を覚ました子供のような心持ちです。
みんなもそうだったらいいな。と
少し思ったりしてしまいます。
この作品のお話を頂いたのは、随分と前な気がしています。誰もが知る原作。私に務まるのだろうかと不安を覚えつつ、改めてこの作品の虜になった日々。小説を読み、映画を観て。夢中になって探した『ラ・タ・タ・タ・ム』。幻想的な見開きの絵を眺めては、この絵本に惹かれ、大学生になり探し求める乙女の無垢さを心から愛おしく思いました。先輩に、そして多くの人に愛される乙女。小説を読み進めていくうちに、それは自分の頭の中で、どんどんとイメージが膨らみ、構築されて行き、もう完成しきったものであったので、この役を演じることに対して、嗚呼、頭で考えてできることではないかもしれぬぞ。と底知れぬ不安を抱えたことを思い出します。お稽古に入る前、これまで以上に、役とどう向き合っていくかを考えました。頭で考えたものを、表に出す作業だけで成り立つものではないとどこかで感じていたからかも知れません。そんな中、自分が出した答えは、乙女と同じ道を辿るという選択でした。好奇心を持って、前へずんずん歩いてゆく乙女。その道の先で出逢う御縁。私はその関係性をとても羨ましく思いました。自分も、
この舞台で出逢った全ての御縁を大切に。
そして、この御縁を心で感じながら、
黒髪の乙女に少しずつなっていけたらなと。
その分、時間はかかってしまったけれど、
本当に素敵な方々と出逢えた場所でした。
私の人生の唯一誇れることは、
御縁に恵まれていることだと思います。
今の私が存在しているのは、
紛れもなくこれまで出逢った全ての方のお陰で。
そうして、辿り着いた
この場所で出逢った御縁は、
それはそれは素敵なものでした。
皆様がいてくださったから、
黒髪の乙女で居られたと、
過言ではなく思います。
ごめんなさい、過言ではないのです。
ヨーロッパ企画さんの舞台を観客として
何度か観に行かせて頂いていた身としては、
今回ご一緒できることは、
本当に嬉しいことでした。
またいつかと願ってしまいます。その日を夢見て、成長します。秋。プリンセスダルマ。
実はこんなにも可愛らしいお衣装でした。
剣先のヨレが
偏屈王の壮絶さを物語っています。
本当に夢のような時間でした。
強いて言えば、
黒髪の乙女はお酒がとても好きなのですが...
19歳ということで、
まだお酒の味を知らなかったのですね。
その寂しさはありましたので、
皆様から言葉で教えていただきました。
ハタチになってからのお楽しみですね。
残り2週間。
大人になるのが楽しみになりました!
心からわくわくします。
古本市の少年役、藤谷理子さん。
お稽古では隣の席で、
本当にお世話になりました。
私の分のおにぎりを握ってきてくださったり、
心配をしてくださったり、
とにかく優しい私のお姉ちゃんです。
さらにお師匠さんでもあります。
古本市の少年のとあるシーンを
毎日舞台裏で見守っては、
石田さんと大拍手。
本当に尊敬する方です。
またお会いできたらな☺︎
そして嬉しいお知らせです。
今年の12月に、
舞台『夜は短し歩けよ乙女』
Blu-ray & DVDの発売が決定致しました!
嬉しきことです。
『まさか本物ですか!?』
と言いたくなる象の尻も、
頭の上でぽーんと同時に跳ねる鯉も、
射的屋の飾りだった緋鯉も、
全部全部見られちゃいますね。
そして高坂さんのエレキも、
直子さんの琵琶のバカテクも、
木屋町のナガブチさんの歌も、
また聴けちゃいますね。
って全部秋の話。
春夏秋冬、どこを切り取っても、
温度の伝わる時間です。
何より、またみんなに逢える。
メイキングもたくさん撮っていただきました。
本当に仲良き座組みでしたので、
その様子がお届けできるかと。
裏側や、数えきれぬ小道具の紹介も。
是非、12月、また逢いましょう。
宜しくお願い致します。
でも。
12月まで待てない皆様。
こちらを是非。
ここではいつだってみんなに逢える☺︎
今回初めて挑戦したポエトリーラップ。
全て大切な曲です。
冬の最後のある歌は、初めて聴いた時、
心が震えました。
本当に、上田さんの作詞と
伊藤さんの音楽に惚れ惚れする日々でした。
またどこかで歌えたらな。
改めまして、
こういった状況下で舞台に立てたこと、
劇場まで足をお運びいただいたこと、
地方で公演ができたこと、配信もできたこと、
数えきれない全てのことに
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に有難う御座いました。
皆様のしあわせと健康を願っています。
なむなむ。
また書きますね。
久保史緒里
御縁の糸というのは確かに存在して、
目に見えないものの尊さを
実感した期間でした。
一度繋がった御縁はなかなかにきれない。
どんなに距離があっても、
時間が経っても、
諦めずに続けてさえいれば、
また逢えると信じて☺︎
こうして出逢ったのも、何かの御縁。
そして舞台無事閉幕、お疲れ様でした!
この前のブログのコメントにも感想を書いてしまいましたが、円盤化されるということで、12月がとても楽しみになりました。
冬の最後の音楽、劇中曲の枠組みに収まらないほどいい曲でした。自分はビートが目立つ音楽を好んで聴くのですが、あのビートが流れてきた瞬間の没入感は忘れられません。
あの舞台上の久保さんは「黒髪の乙女」でした。
時間が経った今でもふと思い出して、ぼーーっとなる、素敵な舞台でした。
改めて、本当にお疲れ様でした!
次のブログも楽しみに待ってます!